2007/07/12
大日本人イチロー
これはかっこいい!
ランニングホームランを決めてMVP
マウンドにそびえ立つような2メートルを超えるクリス・ヤングの真ん中やや低めの速球を一振すると、打球は右中間スタンドに向かって一直線に伸びていっ た。5回表、1死一塁の場面だ。しかし、打球は伸びきらず、かぎ裂きのようになっている独特のフェンスに当たり、跳ね返ったボールは、追うグリフィーとは 反対のライト線に向かって転々と転がっていく。フェンスを越えることを確信していたかのようにゆっくり走っていたイチローは、一塁ベースを回ると、いきな り加速した。その飛んでいってしまうかのような軽やかで美しいスピードとともに、スタンドのボルテージも一気に上がった。そして、イチローは悠々(ゆうゆ う)と本塁を駆け抜けたのである。興奮の直後に訪れるざわめき。その一打、というよりはイチローのパフォーマンスの余韻は、イニングが終わっても、しばら く続いていたように感じられた。
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